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ようこそ。この頁はアイルランド語について調べ物がある人のためのものです。アイルランド語を学ぶ ための頁は別にあります。
辞書は複数のものが入手可能です。入手容易なもののみ、以下に挙げます。星印 (★) はおすすめです。
- Foclóir Poca (English-Irish Irish-English) ★

(
An Gúm, 1986, ISBN 1-85791-047-8) 発音表記を備えた唯一のアイルランド語辞典。この発音というのは、北の発音ではないかと言われています。名詞と形容詞とには、どういう型で活用するかの記号がついており、この記号をみれば、巻頭の表により簡単に活用できます。見出し語数3万。なお、出版元の
An Gúm はアイルランド
教育科学省の出版部門です。通常のアイルランド語の調べ物にはこれで十分です。大きい活字で組んだ
Foclóir Scoile もあり。
- Collins Pocket Irish Dictionary (English-Irish Irish-English)
(
Séamus Mac Mathúna and Ailbhe Ó Corráin, HarperCollins, 1997, ISBN 0-00-470765-6) 発音記号が不要であれば、この小型辞典はおすすめ。動詞の活用をはじめとする文法事項のまとめが附録にあり、非常にわかりやすい。二色刷。この ISBN 番号は英国版。
米国版 (
Collins Gem Irish Dictionary)なら 0004707532 (写真右)。
- Oxford Pocket Irish Dictionary (English-Irish Irish-English)

(Breandán Ó Cróinin, Oxford UP USA, 2000, ISBN 0-19-860254-5) 文法事項をまとめた附録は見やすい。
- Foclóir Gaeilge-Béarla (Irish-English) ★

(Niall Ó Dónaill. An Gúm, 1977, ISBN 1-85791-037-0) ポケット版にないアイルランド語の語彙や用例や語形はこれに当るしかない。事実上、現代アイルランド語について最も詳しい大型辞典。この ISBN 番号はペーパー版。ハード版なら 1-85791-038-9。
- アイルランド・ゲール語辞典 (Irish-Japanese)

(前田真利子、醍醐文子。大学書林、2003、ISBN 4-475-00152-8) 初の愛和辞典。見出し語約14,000語は上記 Foclóir Gaeilge-Béarla と Foclóir Poca とを参照して選択してある。明示されている発音はアイルランド教育科学省の諮問委員会の考案した発音記号(Foclóir Poca のそれに同じ)をもちい、同委員会のいう"中立普遍的"ないしは"中核的"な音を表したとある。つまり、事実上、発音表記は Foclóir Poca と同一と見なせる。766頁。初心者向けにしては価格(28,000円)がややネックか。語義の配列原則が示されていないので、どれが一番よく使われている意味かを知ろうとする初心者には不親切だろう。利用者の多くが知りたがるであろうアイルランドの固有名詞が、巻末にわずかしか載っていないことはマイナス。本来、ここを充実させて本文に組入れるべきであろう。和愛語彙集が巻末にまとめられているのは便利。つまり、愛和と和愛の辞書として使える。
以上の冊子体以外に、オンラインで検索できる辞書もあります。
(禁無断転載 © 2001-2003 Micheál)
註
アイルランド語 という呼称について:ここで特に「アイルランド語」という呼称でさすものは、アイルランド固有の(ケルト諸語に属する)言語のことです。すわなち英語で the Irish (language) または the (Irish) Gaelic と呼ぶもの、アイルランド語自身では Gaeilge [Gaedhealg, an teanga Gaedhilge] と呼ぶもののことです。
日本で従来ひろくつかわれてきた「ゲール語」はいろいろな意味で不適当です。「ゲール」という語をもちいたければ「ゲール諸語」とでもいうほかない。そのなかには複数の言語(アイルランド、スコットランド、マン島で話されるケルト諸語)がふくまれます。これら三つの言語を総称して q-ケルト語またはゴイデル語(派)といいます (Goidelic)。つまり、「ゲール語」といえば、事実上はこの「ゴイデル語派」というグループをさすことになるのです。なお、「ゴイデル語」というのは、ゲール諸語に先行する古い形として、比較言語学上、仮想されるものです。それから、長くなってもよければ「アイルランド・ゲール語」という言い方も理論的には可能です。
日本語による書籍について:『ゲール語基礎1500語』(三橋敦子編、大学書林、1985)という簡潔な語彙集があり、一般の単語以外に固有名詞一覧表、文法事項のまとめなどがあります。版元在庫切れのようですが、図書館や古書店で見つかるかもしれません。おなじ出版社からは、ほかに『ゲール語四週間』(カハル・オー・ガルホール、三橋敦子著、1983;テープあり)や『ゲール語会話』(カハル・オー・ガルホール、三橋敦子、原久子著、1988;テープあり)などの本が出ています。
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Leasaithe: 31 Márta 2004